キッズITインストラクターが運営してるある教室Aの奮闘記です。
教室Aではネイティブ英語や理科実験、ロボット教室などの習い事を行っていましたが、開業して半年経っても損益分岐点を越えられず、厳しい経営状態が続いていました。
そんな時、あることに気がつきました。
ロボット教室に来てくれる子が、理科実験教室に入ってくれることがある。
簡単な話ですが、その重要性にようやく気付いたのです。
広告宣伝費をかけて、ロボット教室で集客して、体験授業を行っても、入会してくれないことがある。
でもそんな人でも、別の習い事に入ってくれた!
ロボット教室には入会されなかったが、広告宣伝費をかけて、新たな会員を獲得したことには変わりない!
経営的には万々歳!
その重要性とは、お客様に提案できるメニューが多ければ、契約していただけるチャンスも増えるということ、同じ広告宣伝費をかけても、提案できるメニューが多ければ、広告宣伝費はメニューの数に反比例する。
つまり、2つのメニューがあれば、半分、3つのメニューがあれば、3分の1ということだ!
それであれば、かつてパソコンをバリバリに使いこなして仕事をしていたSEの経験を生かして、プログラミング教室もメニューに加えよう!
こうして教室Aのプログラミング教室の開講に向けて準備が始められました。
教室Aがプログラミング講座を開講を決意したのは、1月。
春の習い事商戦までには時間がない。
そこから、必死で準備をしました。2ヶ月後の3月には体験授業を開催し、4月には生徒5名でスタートしました。
もともとロボットなどに来てくれていた子もいましたが、半数以上は新規顧客。
新規顧客は別の講座も受講してくれ、広告宣伝費の効果は飛躍的に高まりました。
それからも、プログラミングで集客したお客さんが、ロボット教室に入会したり、
ロボット教室に集客したお客さんがプログラミング教室に入会したり、
お客様にたくさんのメニューを提示できる効果が現れ始めました。
そして、
プログラミング教室開講から1年後、生徒は倍増!
教室Aの経営は損益分岐点を越え、無事存続にめどが立ちました。
もしあなたが集客に悩み、広告宣伝費を有効に活用できていないのなら、今話題のプログラミング教室を題材に、集客するのも良い手かもしれません。
来店してもらえないことには、きちんとお客様に良さがわかってもらえませんし、契約のチャンスはありません。
まずは、お客様との接点を持つこと、それが大事だと気付いたことが、教室A復活のポイントだったかもしれませんね。